第一章確認テスト

問1 データの表現に関する次の記述のうち、間違っているものを選べ。
10進数335を表現するのに、ゾーン10進数では3バイト、パック10進数では2バイトが必要である。
10進数153を2進数で表現した場合、その1の補数は(01100110)2となる。
10進数0.076を、正規化された浮動小数点表現で表すと、0.76×10-2 となる。
ゾーン10進数、パック10進数はともに、正負の符号は右側バイトを利用する。
ゾーン10進数では、そのバイトの下位4ビットを利用して表現する。
問2 基数変換に関する次の記述のうち、正しいものを選べ。
10進数31を16進数に変換すると、(IE)16である。
16進数A1Cを8進数に変換すると、(5034)8である。
2進数0.11001を8進数に変換すると、(0.64)8である。
8進数365を10進数に変換すると、155である。
問3 16ビットの正の数値データDに関し、Dを8倍して、そのあと4で割った値は、結局、何ビットどの方向にシフトした値となるか。
ただし、オーバフローはしないとする。
1ビット左にシフトする。
1ビット右にシフトする。
2ビット左にシフトする。
2ビット右にシフトする。
問4 記憶装置に関する次の記述のうち、間違っているものを選べ。
SRAMはRAMの一種で、高速であり、通電しているのに電荷が薄れてしまって記憶が失われるということがない。
CD−ROMは、通常のICメモリのROMと同様に、データの内容を読み取ることだけができる。
DRAMには、パイボーラ型とよばれるものがあり、接合型パイボーラトランジスタを記憶素子としたものである。
光磁気ディスクは、データの読出しだけでなく、データの消去、書き換えも可能である。
問5 磁気ディスク装置の記憶容量に関する次の表を見て、磁気ディスク装置Aの記憶容量は、磁気ディスク装置Bの約何倍になるか。
磁気ディスク装置A 磁気ディスク装置B
シリンダ数 203シリンダ 203シリンダ
トラック数/シリンダ 10トラック/シリンダ 20トラック/シリンダ
レコード数/トラック 10レコード/トラック 20レコード/トラック
バイト数/レコード 256バイト/レコード 128バイト/レコード
0.5
1.5
問6 次の表に示すような仕様の磁気ディスク装置とファイルがある。
ただし、1つのブロックがトラックにまたがって記録されることはないとし、読み書きはセクタ単位で行われるものとする。
10万レコードのファイルを書きこむのに必要な時間は、約何秒か。

磁気ディスク装置
データの転送速度 983040バイト/秒
ディスク回転数 3600回転/分
シリンダ数 1500
トラック当たりセクタ数 32
平均シーク時間 15ミリ秒

ファイル
レコード長 600バイト
ブロック化係数 27
62
96
148
167
問7 ある計算機では、アドレス指定方式として、直接アドレス指定、間接アドレス指定、即値アドレス指定、ベースアドレス指定の4つが使用できる。
汎用レジスタGRに各アドレス指定方式で値を格納するには、それぞれ、
MOV GR,100 :100をGRに格納
MOV GR,[100] :100番地の値をGRに格納
MOV GR,[X] :X番地の値をGRに格納
MOV GR,23[X] :(X+23)番地の値をGRに格納
MOV GR,23[B+X] :(B+X)番地の値をGRに格納
のように書くものとする。
(ただし、Xは指標レジスタ、Bはベースレジスタ)。
いま、各アドレスの値が次のようになっているものとする。
アドレス 34 35 36 37 38 39 40 41 42
11 38 27 66 19 13 30 13
このとき、以下のプログラムを実行したあとのIの値はいくらか。
MOV B,35
MOV A, [B]
MOV I, [A]
MOV A, [I+B]
MOV I, 4 [B]
MOV B, [B]
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問8 CPUに関する次の記述の中から、間違っているものを選べ。
アキュムレータは、演算を実行するにあたって、演算対象のデータの記憶、演算結果の記憶を行う役目をもつ。
機械語命令の実行に必要なCPU内の動作を、レジスタ間のデータ転送、シフト操作、演算回路などの、ハードウェアを直接制御するマイクロ命令の組合せで実行する方式のことを、マイクロプログラム制御方式という。
CISCは、RISCに比べ、論理回路は単純になり、命令ごとの実行時間をすべて1サイクルで行うようにそろえたため、パイプライン処理に向いている。
プログラムの実行は、命令取出し段階と命令実行段階に分けられる。
問9 プリンタについての記述の中から、正しいものを選べ。
一般的にノンインパクトプリンタのほうが、インパクトプリンタより安価である。
シリアルプリンタにおいて、インパクト方式はあるが、ノンインパクト方式のものはない。
パソコン用などのプリンタ接続規格として一般的にはSCSIインタフェースが用いられる。
レーザプリンタとよばれるものは、ノンインパクトプリンタの一種といえる。
問10 入出力インタフェースについての次の1〜3の記述に対応しているものを選べ。
1.もともとはモデム接続用の通信規格で、シリアル転送を行う規格である。
2.周辺機器や測定器などに接続するデジタル機器のため汎用インタフェースである。
3.主にハードディスクなど高速のデータ転送が要求される周辺機器の接続に用いられる規格である。
1.RS−232C  2.GPIB  3.SCSI
1.RS−232C  2.SCSI  3.セントロニクスインタフェース
1.RS−232C  2.セントロニクスインタフェース  3.GPIB
1.SCSI  2.RS−232C  3.GPIB
問11 入力装置についての次の1〜3の記述に対応している装置名を選べ。
1.人間が読める文字や信号のデータを、光を当てて読み取り、文字コードに変換する装置。
2.平面上で移動させ、その方向と移動量によって、画面の中のカーソルを動かして入力を行う装置。
3.最近は、銀行のキャッシュディスペンサなどに多く利用されている装置。
1.OMR  2.ジョイスティック  3.ディスプレイ
1.OMR  2.マウス  3.タッチパネル(タッチスクリーン)
1.OCR  2.トラックボール  3.バーコードリーダ
1.OCR  2.マウス  3.タッチパネル(タッチスクリーン)
問12 コンピュータの種類と特徴についての記述のうち、正しいものを選べ。
スーパーコンピュータは、主に大規模な事務処理やデータベースサーバ、オンライントランザクション処理に利用される。
パーソナルコンピュータ(パソコン)のパームトップ型とは、ディスプレイと本体が分離しているものをさす。
ワークステーションとは、パソコンに比べて高性能・高速処理が可能なものであるが、最近では高性能化が進み、ワークステーションとパソコンとの性能の差がますます開いている。
ワークステーションの中には、CAD/CAM分野のように、複雑な科学技術計算を必要とする作業に適するようにした、EWS(エンジニアリングワークステーション)がある。
問13 CPUのクロック周波数(単位MHz)と演算速度(単位MIPS)の関係についての記述のうち、正しいものはどれか。
種類の異なる2つのCPU(A、B)の比較をするとき、Aのクロック周波数がBの1.5倍だった場合、必ずMIPSも1.5倍となる。
CPUのクロック周波数が小さくなればなるほど、MIPSは大きくなる。
種類の異なる2つのCPU(A、B)の比較をするとき、Aのクロック周波数がBの1.5倍だったが、MIPSはその逆にBのほうがAより大きいこともあり得る。
CPUのクロック周波数は、どんなCPUでもMIPSの定数倍になっている。
問14 主記憶装置へのアクセスに比較すると、磁気ディスクへのアクセス速度はかなり遅い。
この速度差を短縮する方法としてよく用いられる方式の処理装置を、次のうちから選べ。
CISC
SCSI
キャッシュ
メモリインタリーブ


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